アニョハセヨ!韓国人と結婚し、様々な壁にぶつかっているhanamaruです^^汗
みなさん「アンブチョナ」という言葉を知っていますか?
実はこれハングルでは「안부전화」と表し、안부=安否/전화=電話という意味で
安否電話つまり家族の安否を確認するための電話という意味を表す韓国語なのです!
このアンブチョナが日本人にとってはなかなか馴染めない文化…
この記事では、アンブチョナの実態や、私が実際にやっていること、私流アンブチョナ攻略法についてご紹介します。
すでにアンブチョナで悩まれている方、日韓カップルさんでご結婚予定の方、韓国人の家族同士の実態に興味のある方、ぜひご覧ください^^
アンブチョナとは?
冒頭でも申し上げた通り、アンブチョナとは家族の安否を確認するための「安否電話」です。
日本人の方で結婚した場合、義両親への電話ってどの程度されているでしょうか?
「そんなもの全然していない」という方や、「まあそれなりにしているよ」という方がいらっしゃると思いますが、日本での”両親に電話する”という感覚とアンブチョナは全く違います。
私が韓国に来て感じたアンブチョナの条件は以下の通りです。
- 特に何も伝えることはなく
- 特に何の用事もなく
- 特に日々に変化があるわけでもないけど電話する
- それもほぼ毎日←ここ大事
さぁ想像してみてください。結構負担ではないですかぁ〜?😅
自分の実の両親に対してならまだ良いとしても、何も話すことのない状況で義理のお義父さん・お義母さんに対してアンブチョナをするのは結構緊張します。
ましては私のような外国人にとっては言葉の壁もある…….。
私のアンブチョナ
私は以下のような頻度でアンブチョナを実行しています。←会社か
- シオモニ(お義母さん)・・・2日に1回(たまに3日開くときもある)
- シアボジ(お義父さん)・・・1週間に1回
- シヌイ(義姉さん)・・・1週間に1回(カトクのときが多い)
シオモニは仕事をしていないので、電話すると喜ばれるので高頻度で電話しています。
本当は毎日するのが良いのでしょうが、最初から毎日してしまうと一生続けなければいけなくなるので、抑えています。(外国人の嫁という立場を乱用中。どうせなら都合よく使おう)
シアボジは仕事をしているので週末に電話。恥ずかしいらしく一瞬で終わります。
また、彼にはお姉さんがいるのですが、忙しく仕事をしている方なので、電話ではなくカトクで済ませることが多いです。
あくまでも「私の場合は」の話なのでご参考程度に😊
【旦那直伝】アンブチョナ攻略法
アンブチョナをしなければならないことはわかっていながら、「一体何を話せばいいんだー!!」と悩んでいた結婚初期。(今も初期だけど本当に本当に初期の頃)
彼には「そんな電話しなくていいよー」と軽〜く言われましたが、
私にとっては彼だけを信じてやってきた韓国。頼れる家族も友達もみんな日本に置いてきた。この地で頼れるのは義家族だけだーーと思い、積極的にアプローチするためにもアンブチョナはやらねば!と思い決めました。←大げさやな
私の韓国語はリスニングはある程度できるのですが、話すことは完璧ではなく(多分幼稚園レベル)、顔の見えない電話はかなり不安な状態でした。
しかし、彼にアンブチョナ攻略法を教えてもらい、一緒に練習して、今では気負わずに電話することができています。
彼よ、こんなことに付き合ってくれてありがとう….역시 우리 남편 최고야…!!
実際に使うフレーズ
では実際にその攻略法について説明します。
第一声はこちらから話題をふる
特に何も話したいことも伝えたいこともない状況なのですが、以下のマジカルワードを言います。
■밥 드셨어요?(ご飯は召し上がりましたか?)
直訳すると「ご飯食べた?」なのですが、韓国では直訳の意味というよりは挨拶の言葉として使います。
私このワードが本当に便利です!「こんにちは」「お元気ですか?」よりも「ご飯食べましたか?」の方がその後の会話につなげやすいので、とりあえずこれを言っとけば、あとはシオモニがばーっと喋ってくれます。笑
正しい相槌でやり過ごす
相槌って意外と難しいですよね。自分から相手に質問する文章って、文法と単語さえ覚えればあとは組み合わせたりすれば何となく作れるし、
参考書やネットで検索するとたくさん出てきます、
しかし、相槌となると相手の返してきた内容で変わるので予想不可だし、正しい相槌が出ないと相手に誤解を招いたり、会話が変な方向に行ってしまったりします。
そのくせ、相槌についてしっかりと勉強できるツールってなかなか見つけられませんでした。
しかし!このマジカルワードの4つを駆使すれば大抵は乗り切れます。
■다행이에요(良かったです)
「ご飯食べましたか?」と聞いて、「食べたよ〜」と言われた後の返しとしてこれを使います。
それ以外にも例えば、前回の電話で風邪を引いたと義母から言われたとして、「その後身体の調子はどうですか?」と聞いた後に「良くなったよ〜」と言われたらその返しとしても使えます。
とにかく、ポジティブな回答を得られたときの返しとして使えると覚えておけばOKです。
■조심하세요(お気をつけください)
直訳すると「気をつけて」という意味で「ん?」と思われるかもしれないですが、
ネガティブな回答があったときの返しとして使えるワードです。
例えば、「体調はどうですか?」と聞いて、「ちょっとお腹の調子が悪い」と言われたときに使えます。
■그렇군요(そうなんですね)
これはそのままですが、相手の回答が自分の知らない事実だったときの返しで使います。
例えば、「そちらの天気はどうですか?」と聞いて、「晴れているよ〜」と言われたとき。
■그렇네요(そうですね)
これは相手が言ったことに対して同意するときに使います。
「最近暑くなってきたね〜」と言われた返しで使えます。
私は今でもこのマジカルワードで乗り切っている!笑
場数を踏んで克服しよう!
最初の頃は、韓国語もまだまだ不十分の身で、対面ならまだボディランゲージを使えるものの、
電話だと本当に声のみでコミュニケーションしなければならないため、正直怖かったです……。
毎回、話す内容をざっくり考え、質問することをメモに書き、準備してから電話していました😂頑張った自分!
しかし今では何の準備もなしに電話できるようになりましたし、気負わずに色々話せるまで成長しました😭
これも頻繁に電話し場数を踏んだからこそ!
怖くても恥ずかしくても逃げずに頑張って良かったです。
全ては優しくプレッシャーをかけずに受け入れてくれた義家族のおかげです。ありがたや。
最後に
私はこのアンブチョナという文化を初めて知ったときにかなり戸惑いましたし、正直はじめはめんどくさいな〜と思っていました。
しかし、韓国の家族とそれなりに付き合っていきたいと思ったし、韓国に来たからにはある程度韓国の風習を受け入れることが正しいと考え、アンブチョナに取り組んでいます。
「家族なのにこんな気を使わなきゃいけないのー?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は正直仕事だと思ってやってます。汗
仕事だと思えば結構何でもやれてしまう人間なので、そこまでストレスもないです。仕事だから失敗しても、もう一回チャレンジすればいいかー何ていう気持ちです。
何より、私が一番恵まれていたのは、義家族が本当に良い方々だということです。
アンブチョナを強制されることもないし、私の拙い韓国語でも受け入れてくれます。
義姉から聞いた話ですが、シオモニ(義母)は「日本人の嫁だけど本当に良く連絡してくれる〜」と周りに自慢してくれているらしく、素直に嬉しかったです。
今後も無理のない頻度で続けていきます。
アンブチョナで悩まれている方、これから結婚を考えている日韓カップルさんのご参考になれば嬉しいです。
また、韓国にこんな風習があるのかと面白く読んでいただけた方がいれば幸いです。
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